夏休み自由研究報告会 <日本人の外食文化にびっくり>の巻 |
たまたま列のないタイミング。
ゆっくりとはご飯を食べられない、でも食べとくしかないそんな時。

ファストフード店です。 ラーメン屋さん。
この掲示板、何だと思わはりますか?
《一目で店内の空き席がわかる 電光座席表》です。
店内に入ると、ラーメンのメニューを見て自販機の食券を買います。
ちょっと並びました。その間に可愛い店員さんが
「こちらに記入してください。」と、鉛筆・アンケート用紙みたいなものを
渡します。紙には麺の量、固さ、辛さ、トッピングの種類などを選んで
記入するようになってます。
各個人の好みを最大限に叶えてくれる、MYオーダー用紙です。
ここのラーメン屋さんは、いろんな国の人が来ています。
特にアジアの人が多い(本場で食べ慣れてて、ナゼ?)ので、
店員さんは片言話して、各言語のオーダー用紙を手際良く渡します。
で、電光座席表の空き席を見ながら、並ぶお客さんをさばきます。
「一人ずつバラバラなら入れます。」「あと何分くらいです。」
要領のよさ、お見事。カラオケBOXのようです。



インテリアがまた、ユニークな。
カウンターに仕切りがあって、隣同志顔を合わさないで食べられる
お一人様仕様です。
注文は、座ったカウンターの前に現れる(一人ずつに挨拶してくれます。)
作り手に、先ほどのオーダー用紙を渡すのみ。
別に会話はいりません。

注文が済んで、自分好みの商品が届いたら、シャッと簾が降ろされます。
そこはもう、私一人の小空間です。
食べ終われば、サッと席を立てばよろしい。


狭小空間にあらゆる工夫が。そして追加のオーダーも箸紙の裏に記入欄があり、
記入後カウンターの前の専用台に置くだけで、作り手は感知して対応してくれる
徹底した、お一人様仕様です。

帰る時には、すでに外まで行列でした。
この狭い日本で、効率よく細やかな日本人らしい、配慮のゆき届いた外食文化。
各席には、作り手の名前とメッセージ用紙。
100点満点中何点、作り手に対するメッセージを書ける文通用紙にもなってます。
たまたま次の日の毎日新聞の「みんなの広場」に、こんな投稿。
日本に留学している、台湾人学生さんです。
〈〜〜特定店にはほぼ男性しか入っていません。例えば、牛丼店や
狭いラーメン店などです。〜〜なぜか日本人の女友達に聞いてみました。
席の間隔が狭いので隣に全然知らない人が座っている中で食事をすることが
恥ずかしい。特にカウンター席は向こう側の人の顔が見えるのが嫌だ。
〜〜そのようなお店は値段が安く、量が多いので、大食いだと思われるかも。
〜〜私はその理由を聞いて、びっくりしました。値段が安く、量がたくさん
あれば、逆にうれしいのではないでしょうか。
台湾では夜市が盛んで、いつも知らない人と同じテーブルで食事をします。
だから、日本人のこの考え方に驚きました。〉
ナルホド、外国人(特にアジアの人)が多い所以は、ここかも。
私も一見の価値あり。でインテリアツアーにお連れしてみたい。。かも。

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