韓国にて。 2010 (五) |
水原駅前よりシャトルバスに乗ること約1時間。
30万坪の敷地に各地方の伝統的家屋約260軒と
朝鮮時代の生活を再現しているテーマパークがあります。
韓国民俗村HP

敷地内には、食堂あり、体験工房、博物館、市場、
実際に使用できる伝統的結婚式場、ドラマの撮影現場あり。。

お昼にビビンパ、クッパを食べたのはこの食堂。

素朴な木造で家具も大層でなくて、大衆食堂の感じ。
店員さんはチョゴリ姿で、雰囲気バッチリです。
扉のくずし卍のようなシルエットもきれいです。

おや、何でしょう?これは?
魚の口に一万ウォン。
旧正月頃に行きましたので、あちこちで迎春の御飾りが
目に付きました。「お金が入ってくるように。」のおまじない?

施設内の寺院「金蓮寺」建物だけではなくてお勤めされ
てます。宮殿のような彩色です。

朝鮮の鐘は、突き座が低いです。見上げて突くのではなく、
下向きにカ〜ンと突きます。鐘の周りの紅い柵もおもしろいですが、
鐘の下の紅い床は音が響くように○に切ってあります。

「忠賢書院」というお役所の建物の入口。まるで鳥居。

この御堂の破風のような垂れ飾りがおもしろい。

広場では伝統舞踊の公演が。帽子に付いた長い帯を
素早く回しながら。新体操のリボン競技のようです。

「官庁」の敷地の一角。高床式になった書院。
材料は簡素ですが、屋根とのバランスが力強い。

板戸にはかわいらしい木版の縁起札。

南部地方の民家。韓国の家屋は間取りも含めて身分階層に
よって違います。上流は瓦葺き屋根。庶民は草葺き。
ソウルと周辺はL字型、南部は部屋が一列に並ぶ一文字。


藁職人の家。ロープにした藁や籠・草鞋などありました。
実演もあるそうです。

ほうきがありました!!
この形は私が「おもしろや」で購入した沖縄八重山のとそっくり。
過去ブログ
国は違えど、ほうき文化は共通するものがあります。
奥が深い。。深いなぁ。。

ここの台所の真ん中にも「魚の縁起飾り」がありました。
韓国の室内を見ていて思うのですが、部屋数が少なく
オンドルの床になっているためか、物を収納する方法の
一つとして「引っ掛ける」んですよね。
お盆も、お膳も、しゃもじも笊も。さらには棚を設え載せます。

それから、韓国の伝統家屋で面白いなと思ったのは、
「オンドルの煙突」
オンドルは、部屋の床下に石を積んで煙や熱気の通路を作り、
台所のかまどや家の外に設けた焚き口と反対側に煙突を設けて
焚き口で火を焚くことで、床全体を温める床暖房。
その煙突のデザインは、家の格によって様々です。





先日の「宮殿のオンドル煙突」

施設内、いろいろ見所いっぱいで楽しかったですが、
水車も凍る寒さ・・・・手が麻痺して動きません・・・

アツアツの焼き栗食べるも、かじかんでっ・・・
集落の中の「陶芸村」も見学しましたが、後日譚ということで。
まだ韓国は、続くようです。

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