2021年 05月 20日
あまたの展示会『木工 川上嘉彦展』延長展示します |
あまたの展示会『木工 川上嘉彦展〜よりそう鳥たち〜』
19日昨日までの会期でしたが、ウィンドーの可愛らしい鳥さんたちの語らいが好評ですので、月末まで延長展示します。ぜひ覗いてくださいませ。
ファンのお客さま、偶然お立ち寄り頂いた木の好きな方、川上さんご執筆の「日本の原風景」に惹かれたロマンチストの皆さま、、、、誠に有難うございました。
また新たなご縁を、たくさん制作して頂いた川上さんの作品と共にお待ちしております。
あまたの展示会、次回は7月半ばから石垣島の『やちむん館工房展』を開きます。
あんつく(手提げ籠)などの民具、木の実のアクセサリーやミンサー織りの小物など、
沖縄ならではの手わざ(手仕事)を今年もご紹介します。
会期日程が確定しましたらお知らせ致します。
只今、世情を見ながら思案中です。必ず決行しますが、残念ながら池原館長にはお出で頂けない可能性が高いです。籠りがちなこんな時こそ、個性的なワークショップを楽しみにされている方も多いはず。悔しいことに。
でも、手わざに載せた沖縄の南風でコロナを吹き飛ばしてもらいましょう!
おまけ <京都甘いもん>
京都人に好まれる味噌餡の柏餅、4月後半より食べ比べしてきましたが、
いよいよ前倒しの水無月が並び始めましたので、終盤戦と相成りました。
きっちり皐月で姿を消すのは、実は市場の柏の葉っぱがなくなるらしいのです。
桜葉のように塩漬できない分、緑が美しい新鮮な柏葉は季節限定ものなのですね。
旬と歳時記を大切にするのが和菓子の雅な世界。
ですが!
桜の満開も早ければ、梅雨入りも記録的に早いという今年、ブルータスお前もか?
と言わんばかりに、水無月が4月後半から販売されています。
いや、此れは厄除けの夏越の祓に因んだ古式ゆかしき季節菓子だったはず。気候の変化に合わせて、人間の味覚も早く欲するのか、はたまた葉っぱもなければ包餡技術も要らない、並んでいたら、つい買ってしまう京都人の心を見透かす店の作戦か、、、
「まぁ知らんけど」って言葉が聞こえてきそうですが、水無月は水無月のものです。急かされます。
とまれ、去りゆく柏餅を惜しむべく、、、河原町松原通西角の「幸福堂」さん。
かつての五條橋、牛若丸と弁慶の合戦の地近くで明治元年創業。
味噌餡は白味噌に山椒が混ざった山椒味噌です。祇園祭の時期の「柏屋光貞」さんの行者餅を思わせるお味。
あんまりきれいじゃないですが、断面図に黒いつぶつぶ、見えますでしょうか。
幸福堂さんもバラエティに富んだ水無月を毎年拵えはりますが、流石にまだ並んでませんでした。
また、大きな苺がまるごと入ったいちご大福も人気です。此方も春限定。
限定ものかどうかはわかりませんが、過日フルーツ大福攻めに遭いました。
いちご将軍を筆頭に、マンゴー、キウイ、パイン、みかんのツワモノ(兵)揃いです。
海外派兵も仕組まれた季節感のない不意打ちに陥落、落語の様「大福こわい」になりそうでしたが、幸福のお福分けしながら食したなかで、キウイなかなかイケますね。
包む白餡の控えめな甘さと酸っぱさが新しい和菓子。種のつぶつぶの食感と、白と緑の対比もきれい。
お店は北大路通の「吉迺屋」さん。此処は夏に冷んやり折詰羊羹も美味しいんですよねー
ほんに、京は和菓子に事欠きません。
by mottainai-amata
| 2021-05-20 14:00
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