あまたの展示会『木工 川上嘉彦展〜よりそう鳥たち〜』始まりました

皐月、新緑の美しい季節。今年は移ろいが早いです。

雨上がりの山は特に美しく、さまざまな緑色がパッチワークの様。

世界の樹を巧みに用いて、鳥をテーマに制作されている

木工作家　川上嘉彦さんの展示会が始まりました。

5月1日(土)〜19日(水) 月曜日・木曜日休業11:00〜18:00

MOTTAINAIクラフトあまた店内にて

＊9日(日) 11:00〜16:00頃まで川上さんご在店＊

大阪にお住まいの川上さん、現役時代は大手企業の工業デザイナー。

当時から趣味で木工、鳥の玩具や工芸品を蒐集しておられました。

日本全国の里山や風土を訪ねる独自のフィールドワークも

ずっと続けてらっしゃったそうです。

リタイアされてから展示会や著書で発表されるようになって、

見たり使ったりと、心待ちにされるファンがたくさん待っておられます。

もっとお忙しくなられたことでしょう。

今年もたくさん制作して頂きました。ぜひご高覧ください。

黒檀、欅の木、杉の古材、ローズウッド、などなど、、、

硬い木もあれば、もちろん加工しやすい木もあります。

一本の木を削り出して作られたサラダサーバー、折れないようにカーブをつけて整えて拵えるのは、大変なご苦労です。南洋材だそうですが、面白い木目ですね。黒光りしてきて、一生モノになりそう。人気の鳥のカトラリーレスト 、箸置きは黒檀でできています。

木のぬくもりを感じる手仕事のカトラリーやバターケース、カッティングボード、

朱肉付きのペンスタンド など、アイディア豊富なグッドデザイン！

日々の生活に自然を感じるオリジナル作品です。

カッティングボード、木目がきれいですね。

チーズやパンを載せて、お皿代わりに其のまゝ食卓で使えます。

壁に掛けるタイプと、立てて飾るタイプがあります。

ご結婚や引越しのお祝いに喜んで頂いてます。

黒檀と真鍮の組み合わせのバターナイフやスプーンもあります。和食器との相性がよく、食卓でやさしい雰囲気を楽しめます。パテやチーズをカットしたり、蜂蜜を掬ったり調理道具にも重宝しますよ。厚みはありますが、見た目よりも意外と軽い鍋敷きいろいろ。木目のザラザラした手触り感が心地よく、経年変化も味があります。一輪挿しを置いて花台にするのも良いですね。

川上さんの寄木のモザイクは、箱根の寄木細工とは異なる手法で、

違う種類の木同士を集めてブロックを作り、削っていく仕事です。

それで接着面がよほどうまく収まらないと、加工していく途中で割れてしまいます。

切った時に生まれる細かな端材も無駄せずしおりやキーホルダーにして頂きます。

よく観察すると、本当に繊細な仕上げです。

よりそう鳥たちの可愛らしい表情、ほっとします。

なかに金属を加工して、ペーパーウェイトに使えるものもありますが、

オブジェとして、箸置き、カトラリースタンドとして日常生活で愉しい新作も。

川上さんのご子息は、NHK「ダーウィンが来た」などのTV番組や、

子どもラジオ相談室、講演会、多数の著作などでご活躍の鳥類学者

「バード川上」先生です。東京都の小笠原諸島と本州を行き来しながら、

生命の神秘を探求するサバイバルな研究を続けておられます。

本日5月1日、タイムリーにも23時〜24時放送　NHK教育ETV特集

「激変する西ノ島〜太古の地球に出会う旅〜」に出演されます。

ETV特集HP

一般人も取っ付きやすくわかりやすい研究書もたくさん上梓されています。

新刊本 養老孟司先生の書評

研究費を確保するために貢献されていて、素晴らしいご活躍。

皆さん応援よろしくお願いします。

まさに、刷り込みのご教育。お父さんである川上さんの影響は偉大ですねーー

また、川上さんも「日本の原風景を歩く」シリーズの新刊を発表されたばかり。

第3巻は「大和の道」です。風景が目に浮かぶようなロマンチックなエッセイ。

ご自身で写された素敵な写真と共にどうぞ。

新緑の散策路にお立ち寄りください。ご来店を心よりお待ち申します。

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