2019年 01月 17日
韓国金海窯特集展示してます〜 |
約25年前に閉窯してしまった幻の窯「金海窯」は、朝鮮半島の東南端
慶尚南道金海郡進礼面(現在の金海市進礼面)にありました。
この地帯は古えより日本から半島へ渡る際の玄関であり、侘び茶の隆盛と
ともに高麗茶碗の交易の中心地になりました。高麗茶碗の作られた時代は、
主に16世紀初め〜18世紀初め頃です。
韓国の茶碗や祭器には「熊川(こもがい)」などと、この周辺の産地の名前を
名にしたものが遺ります。「金海(きんかい)」も例外ではありません。韓国
では其々「ユンチュン」「キメ」と発音するそうです。
近年では、倭館から輸出していただけではなく、日本人向けの茶碗の注文を
受けて、倭館窯で焼成していたことがわかりました。日本では大変珍重されて
きた高麗茶碗ですが、韓国では、日本の茶の湯向けに制作させた高麗茶碗を
自国の焼物と認めない人も少なくありません。
時代は下がって、李朝時代に作られていた「粉青沙器」風の日常陶器を韓国で
作って、日本へ輸出しようと企業したのが金海窯の始まりでした。時に時代は
民藝ブーム、民陶ブームの波がきていましたので、日本全国の民藝店にて、
金海窯の商品はよく売れました。
今もその当時購入なさったうつわのはなしを、懐かしそうにされるお客さまも
あれば、家で馴染んだうつわを独立する際に自分も使いたくなって、お子さん
世代が求めにやって来られることもあります。
本当に素朴な焼物ですが、お料理が映えますし、飽きません。
分業制による手仕事で、しっかりと作られているので丈夫で安心して使えます。
勢い盛んなときの金海窯の仕事を管理されている方からより、
コンディションの良いものを選りすぐって分けて頂いてます。
入荷する時々で、色や大きさなど一点としておんなじものはありません。
金海窯ファンの方に「こんなモノもあるの?」そういって喜んで頂くような
出会いもあります。
ただやはり、希少なものはなくなってきていますし、種類も減ってきているのは
致し方ありません。日々、日常生活を豊かに感じて頂けるのならば、惜しまずに
使うことをお勧めします。うつわは使ってなんぼです。
今回も定番のモノ、以前手に入らなかったモノ、初めて見るモノ、
いろいろ入荷しましたので、特集展示しております。
懐かしいような、新しいような、不思議な魅力の金海窯、
ぜひ、お手にとってご覧くださいませ。
価格もほぼ昔のまゝです。これが何より一番有難いですね。
食卓に変化がでて、おつまみ、デザートなど載せても面白いです。
木綿豆腐のような、やわらかい粉引の白地に、赤い菫や梅の花の絵が描かれた
春らしさを感じるうつわは、当時日本人の発想で作られたものです。
今日、24年になる阪神大震災の追悼の日は、小春日和の穏やかなお天気でした。
by mottainai-amata
| 2019-01-17 14:49
| 金海窯
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