2014年 12月 05日
『北関東手仕事のおはなし』ご報告 |
少々 間 が空きましたが、記録と整理のBlogです。お付き合いください。
先日の日曜日。左京区高野の自家焙煎コーヒーカダナさんで、
南は沖縄から始まった日本全国のよいところを見直す講座。
第14回『北関東手仕事のおはなし』
ワタシの担当は、まだまだ知られていない手仕事の発掘。
残念ながらこの日夜からの、雨と風で市内の道は
錦の絨毯になってしまいました。
世界遺産登録された都道府県は、特に力が入っています。
そして、東北に近づく今回、復興の活力源は観光誘致なのでしょう。
すごく立派で、オールカラーの旅行会社が提携しているような冊子も。
「2014年度版」ということは、毎年刷新するのでしょう。
一つの県で、こんなに分割して同じような内容を紹介する意味があるのかな?
とか思ってしまう。つい、選挙前の有権者目線で(笑)
老眼、乱視、霞目、容赦無しです。天眼鏡がお要り用かもしれません。
とりあえず何かキーワードをお持ち帰り頂ければ、こんなご時世。
ネットでもなんでも検索頂けますから。
して、つい詰め込み過ぎてしまいます。
カダナさんのお手製「ゼリーフライ定食」
ゼリーフライは、埼玉県行田市メニュー。
おからとじゃがいもを潰して捏ねて素揚げします。コロッケのよう。
名前は形からきています。お菓子の甘いゼリーではなく「銭富来(ぜにふらい)」
肉気のない質素倹約メニューで、富来待ちです。
載せてあるのは、特別製の鰹節ならぬ埼玉県名産「鳥節」
他、葱ぬた和え、狭山(川越)茶。
毎日試行錯誤して、作ってくださったカダナさん。
もう見るのもイヤでしょうけれど、銭はフライしてくれたかな?
北関東という括り方。正しいかどうかはワカリマセン。
ある人は「埼玉県は東京地方で、ベッドタウン。失礼な話だ。」
「茨城県は東北でしょう。そして、イバラキであって
イバラギではありませんから。(大阪府に茨木市があるもので)」
いろんな見解がありますが「埼玉・栃木・群馬・茨城県」でおはなしします。
カダナさんの風土記のおはなしから始まります。
関東平野は日本最大。太古より人が暮らしていた遺跡の多い北関東。
京の都など、たかだか1300年。
首都東京との連携が密で、交通機関も整っている。
2020年の東京オリンピックに向けて、更なる発展が望まれている。
山海の自然の豊かさの恩恵も受けて、一次産業が盛ん。
各県の特産物やグルメのはなしで盛り上がりました。
埼玉県の駄菓子、団子、薩摩芋文化。栃木県宇都宮の餃子、蕎麦。
群馬県のうどん、麺文化。茨城県の葱に納豆、日本酒、地ビール。。。
皆さん美味しいモノには目がないので、メモ。メモ。
重伝建ってご存知でしょうか?「重要伝統的建造物群保存地区」の略です。
二本の文化財保護法に規定する文化財種別の一つ。歴史的風致を形成している
環境を保存するために市町村が定める地区。平成26年9月現在全国で108地区。
そのうちの7件を京都府下含め認定されています。巽橋界隈の祇園や三年坂、
伊根の町並みなどです。たかだか1300年ですが、なかなかです。
しかし、日本の文化遺産の保存と活用、住民の生活と地域文化の向上とは
うたっていますが、実際住むものにとって、安易に改装できず不便な生活を
続けざるを得ない、若者が町を離れて過疎化が進む。。など問題もあります。
小江戸と呼ばれる川越や、美観地区の倉敷、京都、飛騨合掌作りなど。。。
認定されてから、ますます観光客が訪れるところもありますが、
数年のみのブームで終わるところの方が、多いのではないでしょうか?
11月初めに、鯖街道を進み福井県へ。「熊川宿」「小浜市」を訪ねましたが、
活気など全くなく、鯖街道の名前だけが遺っている状態です。
名前のために鯖の水揚げをし、焼き鯖を売る。という感じでした。
かつてNHK連ドラの舞台、オバマ大統領とかけて盛り上がっていた
オバマ熱狂時代が懐かしい。といってもかれこれ10年にも過ぎません。
ただ、国民の歴史文化趣向は時代の流れです。年間2800万人以上の人々が
重伝建地区を訪れています。町おこしの起爆剤的要素を含みます。
最近読んだ本で「イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る」
という興味深い一冊があります。
京都にある創業300年以上を越えて国宝・重文の補修を手がける会社
小西美術工藝社代表取締役社長に就任した、元ゴールドマン・サックスアナリスト
デービッド・アトキンソン氏の著書です。
埼玉県熊谷市の「妻沼聖天山歓喜院」の絢爛豪華な文化財の修復は、この会社が
平成15〜23年までかけて行い、今年国宝指定となりました。
「日本文化」を守るための鋭い指摘が、経済評論家で文化人の英国人ならでは。
I.W.C 世界のワインコンペで約40000本のワインと日本酒の中より、
何度も金・銀賞を受賞。
米どころで、酒どころの北関東地方。一本に選ぶのがむつかしく、
まいど!の名酒館タキモトの新谷さんにお薦め頂きました。
とても香りが高く、お米の味、しっとりした余韻の日本酒です。
素朴な甘みのお菓子。自家焙煎コーヒーと共に。
「笠間・益子焼(茨城県・栃木県)」のおはなしは、
江戸時代中期に興った焼物が、関東大震災の特需景気を経て、濵田庄司の
牽引による民芸的日用陶器生産地になった流れから。
首都圏からもっと近い焼物大生産地は、現在窯元約260、陶器店50軒。


笠間焼「青首糠釉徳利」貧乏徳利とかもいわれていました。



益子焼といえば、生涯の友であった 濵田庄司・バーナード・リーチ。
二人が紹介した「エッグ・ベーカー」「リーチハンドル」「スリップ・ウェアー」
のおはなしを、益子焼と本でおはなし。
参加者のSさんが、去年旅行して買って来られたスリップ・ウェアーのボタン。
わざわざ持って来て頂きました。誠に有難うございました。
by mottainai-amata
| 2014-12-05 16:54
| 珈琲屋さんで知的探訪
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