あまたの会『金箔貼り第二弾 色箔貼り教室』ご報告

昨日は暑かったのに夜中のの雨が上がるや、みるみる気温が下がって

木枯らし1号が吹きました。去年より8日早いそうです。

もう冬の気配です。

さて、好天の日曜日。あまたの会『金箔貼り第二弾 色箔貼り教室』

お陰様で告知から早いうちに、定員いっぱいになりました。

人気の箔貼りは、金箔のみだった前回と違う趣向でやってみようと、

銀箔をベースに様々な加色を施した「色箔」を使ってみます。

銀がベースなのに、参加して変色しないのです。

99.9%の箔を生産している金沢の製品。どうして可能にしたかは企業秘密。

微妙な彩、いろいろ。。ホンマにたくさん。

迷ってしまいます。

この素材をどこで商品化されているかというと、和紙の料紙や西陣織などの

織物の生地に使うそうです。繊維でもないのに、平面で加飾するのでしょうか？

制作現場を見てみたいですね。

今回は、皆さんに蓋つきの透明ガラスポットに貼って頂きます。

凸凹の花や果物のレリーフが着いていますので、そこを活かして凸に貼ったり

周りだけに貼って、透明に抜いたり、自由に色を貼ってもらいましょう。

京都の仏具や建築物の「箔押し職人」(京都だけは、押すというそうです。)

Fさんに教えて頂きます。

金箔の前回は、接着剤としてカシュー漆を使って、布で拭き取りながら

やりましたね。前回の金箔貼り教室

今回は筆で塗って、どんどん重ねても貼れるようなアクリル画向きの溶剤に

したことで、スピードアップした上に色重ねを楽しんで頂けるのではないかな？

閉店後に数回、F氏と相談しあって試作した甲斐が成功すればいいなぁ。

慣れてきましたね。正確に早く貼れるようになってきています。

金箔は手で摘まんだりできませんでしたが、色箔は少し厚みがあるので、

扱いやすいですね。

しかし、屑でも金は金！

少しの面積でも王様の輝きを放ちます。

それを知ったら、皆んな金箔を使いだすようになりますね。やっぱりね。

「もうすでに、参加費の2000円分ゆうに越してまっせ。

金は高騰してるんでっせ。」

「あー、ズボンにもいっぱい金がついたわー。」

「そのズボン、高う売れますやん。」

ツッコミだらけの、笑いの絶えない関西人好みの教室でんな。

F氏に竹筒の振るいを使った「蒔絵の技法」を披露してもらうと、やんややんやの拍手喝采。「僕ら普通のコトが、こんな受けると思わへんかったー。」そう。そんな普通の技が私らには新鮮なのです。そして、私ら素人やからやってしまうムチャな遊びが、職人さんには思いも寄らない発見でもあるのです。

個性あふれる面白い作品が、つぎつぎ完成！

よかったー、今日中に作ってもらえて。

実は結構時間がかかるので、二日目が要るかと心配してました。

すっかり仲良しになった皆さん。

終わってからもおはなし尽きず。

またの機会に新作を作りましょう。

ご参加誠に有難うございました。

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