石垣島の民具届きました。 |
沖縄・八重山は初夏ですね。


先日、訪ねました石垣島新空港の近くにある「やちむん館工房」
島のおじぃやおばぁが作った、民具や籠などを分けて頂いてます。

届きました箱を開けると、石垣の香り。。。
南国の草の香りがしました。
台風の時期になるまでの間、八重山諸島は初夏の良い季節でしょう。
碧い海・空・白い雲…
身近にある自然の恵みで作られた美しい手仕事
ぜひ、お手に取ってご覧ください。

しばしご無沙汰しておりました「芭蕉ほうき」
なにぶん、もったいないの産物なので芭蕉布=織物の需要が無ければ、
端糸であるほうきの材料が生まれません。
本数少ないですので、お早めに。しなやかでキレイなほうきです。

もう一方は「マーニ」とよばれるシュロに似た植物のほうき
柄に使われた自然の枝のヒゲが、引っ掛けフックみたいで
おもしろくて頂いてきました。
ほうき好きなので、珍しい形状を見つけるとつい、欲しくなります。



手提げ籠「あんつく」も大きさや染め方(柿渋・クール染)などイロイロあります。
去年、残念ながら島の名人といわれたあんつく編みのおじぃが亡くなられ、
遺作となったモノもあります。

光に透けた端正な網目のリズムは、京都の格子戸のようで陰影がとても綺麗。

タコの足のように、木根が幹を取り巻く「タコの木」を使った手提げ籠と、
防虫効果のある「月桃(げっとう)」の蓋付籠。


経約1尺の蓋付籠「ガイジ」見た目よりも本当にシッカリしてます。
工房で見た瞬間、和室に置かれたちゃぶ台をイメージしました。
沖縄の古民家のような間仕切りのない大広間の空間よりも、
京都のこじんまりした囲いの空間に似合うなぁ。と。
花台にしても良いでしょう。
「ガイジ」とは、島ことばで星の砂のこと。「ガイジの浜」とか言いますが、
何故この名前なんでしょ。今度聞いてみます。

鍋敷きとして好評の「ガンシナー」南の島では、
本来お盆のお供えの西瓜を置く輪っかです。転がっていかないようにね。

夏の最強Goods 「アダン葉の草履・枕」「月桃の円座」アクセントに布巻き
してもらいました。厚みがあってきもちいいんです。草の青い香りも。

韓国のポシャギみたいな麻のタペストリー。
簾よりも軽快で、透けるチラリズムがいいでしょう。
アジアのエッセンスを其処此処に感じる、石垣島の手仕事。
大和の生活の中でも自然の南風(ぱいかじ)を感じます。

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