『カダナコーヒー教室 アフリカ編』ご報告 |
晴れたり雨だったり、霰だったり。。落ち着きのない一日でした。
あまたの会は『カダナコーヒー教室』
豊かなコーヒーの薫りで、皆さまと奥深いコーヒー談義しましょう。

何度か回数を重ねてきましたコーヒー教室。
ご講師の「自家焙煎コーヒーカダナ」さん。毎月オススメコーヒーをお届け頂き、
弊店で販売させて頂いております。お店は左京区高野にあります。
今日は、出張店ですね。
今回の実力編のテーマは“アフリカ”
アフリカはコーヒー大国。3原種全ての原産地。エチオピア原種のアラビカは、
イエメン(モカ)、エチオピア(モカ)、ケニア、タンザニア(キリマンジャロ)
などの豆の評価が高く、有名ブランドになってます。
20世紀以降のアフリカの内政や自然災害の影響で、外貨獲得目的のコーヒー
輸出入の相場や新興生産国の状況が、刻一刻と変化しています。
アフリカ東部、西部の特徴的な生産国についておはなしして頂きました。
あ)マダガスカル い)ルワンダ う)ウガンダ え)ブルンジ お)マラウィ・
ザンビア・ジンバブエ か) コートジボワール他
それぞれの原種の特色、歴史的背景、精製方法…かなり専門的な教室です!
昔世界史で聞き覚えのあるような、ないような…独立運動やら、革命やら…
今現在、自分の周りにあるものが密接に世界情勢と繋がってるんですねぇ。
島国日本にいると、なかなかその意識が薄い。
とはいえ、日本は世界でも有数のコーヒー消費国だそうです。
世界で流通しているTop of Top とよばれる高級豆は、日本に全て
揃っているそうです。
熾烈な争いの缶コーヒー業界とは違う、正統派のコーヒー通も
コーヒー消費量を上げていっています。
現在、缶コーヒーは売り上げ低下気味。逆にコンビニコーヒーが伸びています。
特にセブンイレブンのセブンカフェ。テイクアウトも侮れません。
生のコーヒー豆を見る機会は少ないですが。
こんなに違いがあるのですね。
豆の良し悪しを解説してもらいました。

最高級豆 ブルンジ 色、形、大きさ 三拍子揃っていて、キレイ。
「このまゝ食べたいですねー。」
「食べてもいいですけど、固いですよ。」

イエメン モカマタリno,9 先ほどに比べると、大小バラバラもあり。
色も均一ではありません。しかし、モカマタリでは最高級品だそうです。

ザンビア テラノヴァ シマシマ模様の小さな豆です。貧弱な感じに見えます。
生産国の農場の姿勢で変わってきますが、小農園ながらもハイレベルな豆を
地道に努力して提供する生産者を少ない情報から見つける。
「高くて良い豆は当たり前。値段に見あった良い豆を見つけ、豆の持つ良い
特色をバランスよく引き出す焙煎をするのが、仕事です。」
「良い素材を見つけたら、コーヒーの商売は90%終わったも同然ですよ。」
と、カダナさん。


それでも、美味しくたてる技術も手仕事の技でしょう?
この度の品評会は、
い)エチオピア モカ ろ)ルワンダ ニャルシザ は)ブルンジブルボンAA
に)ザンビア テラノヴァ ほ)コンゴ ロブスタ<主に欧米向けに飲まれる異色の
ロブスタ種。日本にはほとんど輸入されない>
へ)パナマ マラウィ 「ゲイシャ」
最後に頂いたパナマのコーヒー。大変希少な、また高級なコーヒーでした。
現在、世界中でパナマの豆はNO1人気。数年前に比べて値段もグッとアップ。
特に、エチオピアより導入した「ゲイシャ種」という野生種はドル箱だそうです。
世界のコーヒー通を虜にする「ゲイシャ」(フジヤマ・ゲイシャじゃありませーん!
偶然ですが、産地の名前が「ゲイシャ」だそうで。)
日本人がかなり市場を席巻してるそうなので、皮肉屋「ゲイシャ」になったのかと(笑)
某銀座の珈琲茶房では、一杯¥3000とか。。。
わー、さすが東京!雰囲気も良いのでしょうねー。
その他、ヴィンテージコーヒーなる旧い熟成させた豆を使う
ワインセラーのようなコーヒー、頭角を現すアジア原産地のコーヒーなど
コーヒー事情と、お菓子や喫茶店の脱線はなしも面白おかしく。
あっという間の楽しい時間でした。
カダナさん、また別のテーマで別の機会に、よろしくお願いします。



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