2014年 01月 15日
御七日御修法 京都東寺 |
昨日、東寺さん(教王護国寺)にて、国家の安泰や世界平和を祈願する
「後七日御修法(ごしちにちみしほ)」が行われました。
お正月8日より14日までの間、東寺境内南西にある「灌頂院(かんじょういん)」
堂内にて日々休むことなく、籠り厳修されます。
最終日14日の12時30分ころから1時間ほどの限られた時間だけ、
一般公開されます。
今まさに、法要が行われていた空気が残る暗がりの堂内。
たまたま火曜日に当たりましたので、初めて拝観してきました。



早めに着きましたので、御影堂での弘法さんの定例法要の様子に出会いました。
若い修行僧さんが初々しい剃髪姿で読経した後、タッタッタターと走って
あっという間に消えて行ってしまいました。
次に見かけたのは、灌頂院の脇でした。


灌頂院の北門は、鎌倉時代のものだそうです。
本堂は江戸時代。


に、しても!
こんなに並ぶんですか?!
12時30分も過ぎて、タダタダ暫く冬空の下立ってましたが。。
いっこうに動かず。
観光バスもズラリ並んでました。年に一度の大きな行事だけに全国の宗派の関係者が
集まり、更に観光客が取り巻く状態。
てっきり知る人ぞ知る、この場所・この時間。だと思ってました。


中に入れましたのは、1時頃。
1000円お納めして、靴を脱いでゾロゾロと冷たい四半敷の黒い石畳を
進みます。冬の京都の寺院参拝には、靴下持参必須。
堂内は撮影禁ず。
薄暗い中、目が慣れてきて見えるようになると、壁に掛けられた
両界曼荼羅(金剛界・胎蔵界)や五大明王の図の細かなところが見えてきます。
胡粉や金泥が盛り上がり、群青の色も鮮やかな極彩色の素晴らしい絵画。
後から聞いた話ですが、掛けられていたのは本図ではなく厳修のためのモノ。
本図は、宝物館で保管されているようです。
確かに、堂内は幾つも組まれた護摩壇で護摩祈祷され、沈香が焚かれるのですから、
本色の絵画は傷んでしまうでしょうね。
私たちが入った時もまだ、まさに先ほどまでここで修法されていたんだなぁ。
という空気が立ち籠めていました。
本図であろうとなかろうと、美しい彩色の密教の佛様方が勢揃い、
広い空間に御簾のように飾られた雰囲気は、独特の世界です。
それはもう美しいから、いいです。
組まれた壇上には、密教法具、数々の金銅の器に盛られた紅白の菊の干菓子、
丸小餅、餅米らしきご飯、菊の花弁…
そうそう、亀屋清永製唐菓子「清浄歓喜団」山高く盛られてました。
こんな場面で使われてるんやぁ。ちょっと関心事。
上も下も脇もキョロキョロ物珍しく見入ってたら、
「立ち止まることなく、速やかにお進みください!!」
と追いやられてしまいます。。。
1000円分、観せてちょうだいよ!
と思うのは欲度惜しいかや。この場にご縁を頂くだけでも有難や。

外部で行われる祈祷の様子。この雰囲気は神事のようですね。

お華の選別とお片付けの様子。

干支の飾りの小さな御堂。屋根との均整の取れた綺麗な建物。

拝観のお土産に守護札を頂きました。
〈天皇さまの念持仏として住居の次の間にお祀りされた二間観世音菩薩を
主尊として祈祷いたしました……〉
と記されてます。
そうです、この修法は元は中国・唐の高僧が皇帝のために始めたのを習って、
弘法大師の進言により承和元年(834)に宮中真言院で始められたといいます。
宮中行事だったのです。
至るところ菊の御紋も納得でしょ。
今年の大阿(だいあ・導師)は、奈良長谷寺の僧侶だったそうです。
毎年真言宗の十八山が各配役を持ち回りしながら、七日間総勢100名近い僧侶にて
厳修される行事。

まだまだ、知らないことが数多あります。
今年一年 平和な世でありますよう。

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「後七日御修法(ごしちにちみしほ)」が行われました。
お正月8日より14日までの間、東寺境内南西にある「灌頂院(かんじょういん)」
堂内にて日々休むことなく、籠り厳修されます。
最終日14日の12時30分ころから1時間ほどの限られた時間だけ、
一般公開されます。
今まさに、法要が行われていた空気が残る暗がりの堂内。
たまたま火曜日に当たりましたので、初めて拝観してきました。



早めに着きましたので、御影堂での弘法さんの定例法要の様子に出会いました。
若い修行僧さんが初々しい剃髪姿で読経した後、タッタッタターと走って
あっという間に消えて行ってしまいました。
次に見かけたのは、灌頂院の脇でした。


灌頂院の北門は、鎌倉時代のものだそうです。
本堂は江戸時代。


に、しても!
こんなに並ぶんですか?!
12時30分も過ぎて、タダタダ暫く冬空の下立ってましたが。。
いっこうに動かず。
観光バスもズラリ並んでました。年に一度の大きな行事だけに全国の宗派の関係者が
集まり、更に観光客が取り巻く状態。
てっきり知る人ぞ知る、この場所・この時間。だと思ってました。


中に入れましたのは、1時頃。
1000円お納めして、靴を脱いでゾロゾロと冷たい四半敷の黒い石畳を
進みます。冬の京都の寺院参拝には、靴下持参必須。
堂内は撮影禁ず。
薄暗い中、目が慣れてきて見えるようになると、壁に掛けられた
両界曼荼羅(金剛界・胎蔵界)や五大明王の図の細かなところが見えてきます。
胡粉や金泥が盛り上がり、群青の色も鮮やかな極彩色の素晴らしい絵画。
後から聞いた話ですが、掛けられていたのは本図ではなく厳修のためのモノ。
本図は、宝物館で保管されているようです。
確かに、堂内は幾つも組まれた護摩壇で護摩祈祷され、沈香が焚かれるのですから、
本色の絵画は傷んでしまうでしょうね。
私たちが入った時もまだ、まさに先ほどまでここで修法されていたんだなぁ。
という空気が立ち籠めていました。
本図であろうとなかろうと、美しい彩色の密教の佛様方が勢揃い、
広い空間に御簾のように飾られた雰囲気は、独特の世界です。
それはもう美しいから、いいです。
組まれた壇上には、密教法具、数々の金銅の器に盛られた紅白の菊の干菓子、
丸小餅、餅米らしきご飯、菊の花弁…
そうそう、亀屋清永製唐菓子「清浄歓喜団」山高く盛られてました。
こんな場面で使われてるんやぁ。ちょっと関心事。
上も下も脇もキョロキョロ物珍しく見入ってたら、
「立ち止まることなく、速やかにお進みください!!」
と追いやられてしまいます。。。
1000円分、観せてちょうだいよ!
と思うのは欲度惜しいかや。この場にご縁を頂くだけでも有難や。

外部で行われる祈祷の様子。この雰囲気は神事のようですね。

お華の選別とお片付けの様子。

干支の飾りの小さな御堂。屋根との均整の取れた綺麗な建物。

拝観のお土産に守護札を頂きました。
〈天皇さまの念持仏として住居の次の間にお祀りされた二間観世音菩薩を
主尊として祈祷いたしました……〉
と記されてます。
そうです、この修法は元は中国・唐の高僧が皇帝のために始めたのを習って、
弘法大師の進言により承和元年(834)に宮中真言院で始められたといいます。
宮中行事だったのです。
至るところ菊の御紋も納得でしょ。
今年の大阿(だいあ・導師)は、奈良長谷寺の僧侶だったそうです。
毎年真言宗の十八山が各配役を持ち回りしながら、七日間総勢100名近い僧侶にて
厳修される行事。

まだまだ、知らないことが数多あります。
今年一年 平和な世でありますよう。
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by mottainai-amata
| 2014-01-15 18:32
| 街に美を漁る会
|
Comments(2)
昔、京都博物館だったと思いますが「曼荼羅」の特別展がありました。圧巻でした。でも古いものは色あせて、なかなか簡単には何が描かれているのか判別困難。図録を見ると、それなりにうつしこまれている。プロの写真家恐るべし。
それはともかく「胡粉や金泥が盛り上がり、群青の色も鮮やかな極彩色の素晴らしい絵」ですね。この絵もやがて時を重ねていくわけです。
そう簡単にあの特別展をもう一度というわけにいかないのでしょうが、もう一度見てみたいと思っています。
もうひとつ、私1000円払ったら納得いくまで動かない人です。東京博物館の「受胎告知」のときは歩きながら見てくださいと言われましたが、もちろん完全無視、飛鳥資料館のキトラのときも無視、最前列は陣取りませんが、少し離れた位置から納得いくまで見ます。
それはともかく「胡粉や金泥が盛り上がり、群青の色も鮮やかな極彩色の素晴らしい絵」ですね。この絵もやがて時を重ねていくわけです。
そう簡単にあの特別展をもう一度というわけにいかないのでしょうが、もう一度見てみたいと思っています。
もうひとつ、私1000円払ったら納得いくまで動かない人です。東京博物館の「受胎告知」のときは歩きながら見てくださいと言われましたが、もちろん完全無視、飛鳥資料館のキトラのときも無視、最前列は陣取りませんが、少し離れた位置から納得いくまで見ます。
0
すごいですね。
曼荼羅という宇宙の絵画。
見ているとだんだん文字で埋め尽くされているような錯覚に
陥ります。
昔の人は信仰の世界をどうにかして、形に表し、持ち運び可能に
しました。
私も微動だに動かず。。。といきたかったですが。。。
狭い空間に、オセオセ、足元も壇上が前にあったりで、
ノコッタノコッタ。。状態でして。
でも隅っこの方にて暫し、隠れ見してました。(笑)
細部よりは空間に面白みを感じた次第です。
曼荼羅という宇宙の絵画。
見ているとだんだん文字で埋め尽くされているような錯覚に
陥ります。
昔の人は信仰の世界をどうにかして、形に表し、持ち運び可能に
しました。
私も微動だに動かず。。。といきたかったですが。。。
狭い空間に、オセオセ、足元も壇上が前にあったりで、
ノコッタノコッタ。。状態でして。
でも隅っこの方にて暫し、隠れ見してました。(笑)
細部よりは空間に面白みを感じた次第です。
















