2013年 11月 17日
あまたの会番外編『書・コトハジメ』ご報告 |
書に親しむ会『書・コトハジメ』
本日は、六波羅蜜寺にてご法要。境内に建てられた「阿古屋」(歌舞伎女形)の
供養塔のご縁で、坂東玉三郎氏が奉納の舞を披露されるということ。
飛んで見に行きたい気持ちを、ぐっと押さえて…
書のお稽古ですよー。

「今、書きたい字はなんですか?」
なかなか、パッと返答できる方は少ないでしょう。
ところがSさん、「明るい気持ちになれそうな〝ハナ〟にします。」と。
いいですねぇ。花のある彼女に花書いてもらうのは。
「ハナ」の字も「花・華」あります。
まずは、どちらも書いてみましょう。
そして、「雪月花」でもいかがでしょう。
私は「月」昔から、様々な意匠に使われてきたこの字、好んで書きます。

花にも色んな形があります。
資料開けて、拾って書き上げてみます。
「行書を書くのは、初めてでしたか?」
では、挑戦してみましょう。
優しい線と、連綿(れんめん)がポイントです。
字間の、目では見えない連絡線。字から次の字へ、一つの字の点から点へ…
白い空間に見えない線が繋がっています。
この連綿が生きていると、流れて美しい統一感が生まれます。
練習してみましょう。
嫋やかな花になりますように。

煮詰まってくると、字が緊張してきます。
お茶でも飲みませんか?
清水焼 今熊野の石亭さんの先代さんの色絵蓋物
中身は松茸お吸い物ではなく、松茸おかき(笑)
しっかり味と香りがついてます。祇園 萩月のお菓子

器談義にも花咲いて。
もう一客、対のお碗も見てみます?
敷居の高そな清水焼でも、この蓋碗は手描きのあたたかみがありまして、
煮物・ご飯・時にはスープ なんでもござれの懐深さを持ってます。
繊細な筆の運びも完璧で。いいお碗です。残念ながら遺作にて。
女将さんから(遠慮がちに)略奪しました。大事にしてます。すいません。
気を取り直し、本番へ


{咲いた、咲いた、いい花咲いた}
今回も、いい作品ができました。
お話変わりますが、
只今開催中の「レオナール・フジタとパリ」展(美術館「えき」KYOTO)
面相筆を駆使した繊細な藤田流の輪郭線、余白の白の美
日本画の特徴をフランスで活かした彼の作品は、とても勉強になりました。
ぜひ、ご覧くださいませ。



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本日は、六波羅蜜寺にてご法要。境内に建てられた「阿古屋」(歌舞伎女形)の
供養塔のご縁で、坂東玉三郎氏が奉納の舞を披露されるということ。
飛んで見に行きたい気持ちを、ぐっと押さえて…
書のお稽古ですよー。

「今、書きたい字はなんですか?」
なかなか、パッと返答できる方は少ないでしょう。
ところがSさん、「明るい気持ちになれそうな〝ハナ〟にします。」と。
いいですねぇ。花のある彼女に花書いてもらうのは。
「ハナ」の字も「花・華」あります。
まずは、どちらも書いてみましょう。
そして、「雪月花」でもいかがでしょう。
私は「月」昔から、様々な意匠に使われてきたこの字、好んで書きます。

花にも色んな形があります。
資料開けて、拾って書き上げてみます。
「行書を書くのは、初めてでしたか?」
では、挑戦してみましょう。
優しい線と、連綿(れんめん)がポイントです。
字間の、目では見えない連絡線。字から次の字へ、一つの字の点から点へ…
白い空間に見えない線が繋がっています。
この連綿が生きていると、流れて美しい統一感が生まれます。
練習してみましょう。
嫋やかな花になりますように。

煮詰まってくると、字が緊張してきます。
お茶でも飲みませんか?
清水焼 今熊野の石亭さんの先代さんの色絵蓋物
中身は松茸お吸い物ではなく、松茸おかき(笑)
しっかり味と香りがついてます。祇園 萩月のお菓子

器談義にも花咲いて。
もう一客、対のお碗も見てみます?
敷居の高そな清水焼でも、この蓋碗は手描きのあたたかみがありまして、
煮物・ご飯・時にはスープ なんでもござれの懐深さを持ってます。
繊細な筆の運びも完璧で。いいお碗です。残念ながら遺作にて。
女将さんから(遠慮がちに)略奪しました。大事にしてます。すいません。
気を取り直し、本番へ


{咲いた、咲いた、いい花咲いた}
今回も、いい作品ができました。
お話変わりますが、
只今開催中の「レオナール・フジタとパリ」展(美術館「えき」KYOTO)
面相筆を駆使した繊細な藤田流の輪郭線、余白の白の美
日本画の特徴をフランスで活かした彼の作品は、とても勉強になりました。
ぜひ、ご覧くださいませ。



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by mottainai-amata
| 2013-11-17 18:00
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