京都国立博物館『魅惑の清朝陶磁展』 |
もう、冬枯れの感じです。
だんだんと四季の中でも、心地よい爽やかな期間が減っていきます。

紅葉は例年通りとか。
ここ京都国立博物館は、落葉樹の紅葉葉チラホラ。
大きなケヤキの樹もまだ碧いようです。


本館裏手の庭園では、2m以上ありそな金木犀が咲き誇ってました。
本日のお目当ては

魅惑の清朝陶磁展』(12月15日まで開催中)
中国陶磁器の中でもあまり紹介されてなかった、江戸時代に日本にもたらされた
清朝陶磁の展示会です。
「鎖国」の研究が進む中、江戸時代にかなりの数日本に輸入され、日本の
やきもの生産にも多大な影響を与えたことがわかってきた、其のあたりを
伝世の名品をはじめ、出土品や、沈没船からの引き揚げ品、名家の秘蔵品などを
交えて展示しています。

今回の展示会観て感じたのは、清朝康熙年間(1662-1722)以降の中国陶磁器の
レベルよりも日本の伊万里・鍋島・萬古焼の方が優れていたんだというコト。
収集家の眼によって、同じ時代の同じ産地でもこんなに選ばれる製品に差がある
というコト。
(このパンフレットの表紙の作品は、さすがに一級品でしたよ。)
でも、江戸時代の文人や、茶道界、花柳界の粋な人々が、日本で十分
作れるであろう製品なのに、図案を描いてわざわざ中国に発注するわけです。
中国の陶工たちは、描いたこともない隅田川の借景や浮世絵図のようなものを
上絵付けするものですから、妙な製品もあります。
当時は、中国渡来の製品がステイタスだったようです。
逆もあります。中国で政権が危ぶまれた時代、陶磁器の生産も下降し、
レベルもダウン。
欧米向けに頭角を現したのは、完成度の高い繊細な製品で中国の写しを
作る努力をした日本のやきもの。
いつしか、お手本をも超える実力をつけて「イマリ=ジャパン」に。
展示品には、京都の寺院伝来の品、売茶翁ご愛用の茶器や、須坂市の豪商
田中本家や、備前の塩業家野崎家、京都究理堂文庫(きょうときゅうり
どうぶんこ小石元俊蘭学医
頼山陽などとも交遊があった。私も無知でして今回初めて、
彼の文人としてのコレクションの趣味の良さに感心しました。)
角屋保存会などの器など。。。
珍しい九州の現川焼、珉平焼、古い香蘭社の製品も並びます。
こういった豊富な資料による検証ができるのは、京都だなぁ。
と有難く思います。



鎖国の世も諸外国と貿易の交流があった長崎。
遊郭として栄えた街「丸山」の有名料亭「花月」の瓦の間を再現した空間が、
真ん中のホールに。
ここで、二胡・中国琵琶コンサートイベントがあります。
(11月3・24/12月8日)
これからますます芸術の秋
気になる展覧会のお知らせ
どのくらい行けるかしらん?

・竹内栖鳳展 京都市立美術館(~12/1まで)
・木島櫻谷展 泉屋博古館(12/15まで)

・レオナール・フジタとパリ展 美術館「えき」(12/1まで)
・定窯ー窯址発掘成果展 大阪東洋陶磁美術館(11/23~3/23)
・皇室の名品近代日本美術の粋
京都国立近代美術館(11/9~1/13まで)
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