2013年 07月 20日
『鈴木治の世界』展 |
京都国立近代美術館にて12日から始まりました
『泥象 鈴木治の世界』展(〜8/25)
「使う陶」から「観る陶」、そして「詠む陶」へ
前衛陶芸家集団「走泥社」結成メンバーであった鈴木治
(1926〜2001)京都五条坂に生まれ、千家十職の永楽
工房で轆轤職人をしていた父から、陶芸を教えられます。
八木一夫・山田光らと1948年「走泥社」を立ち上げて、
器としての用途を持たない立体〜「オブジェ焼」を生み出す
に至ります。
主に赤い化粧土を施した焼締めと、陰影が美しい青白磁の
二つの技法で表現される作品群は、馬や鳥・風や空など
自然のモチーフを抽象化して、静かに佇んでいます。
薄く鋭角的になりそうな、そぎ落とされたデザインも
横から覗いて観ると、丸味をもたせた柔らかな面で構成
されていたりします。
目や口が描かれているわけではありませんが、
どこかホノボノとした愛嬌のある作品が多いのも、観る者が
抱くイメージを詠む・・ということなのかもしれません。
幾つもの作品が並ぶことにより生まれる、リズム・ハーモニー。
さすが地元の作家の大回顧展だけに、大勢のギャラリーでした。
会場でナント、中学校の時の美術の先生にバッタリ出会いました。
まったくお変わりない先生。
私は一目でわかりましたが、「先生、覚えてないでしょう?」
「いや、はや、覚えてる、覚えてる。芸大に行きたかった、キミ。」
そう、そう。具体的な進路の相談に行ったら、
「うん、キミならイツカ行けるよ。うん。」
………って言わはったんですよ。
お陰さまで、美術に携わるお仕事につけました。
先生にも再会デキマシタシネ。
没後10年を経たとしても斬新で新鮮。
今の陶芸界は少しも変わった動きがなかったんじゃないか?
と思わせる展覧会。
辿り着くまで灼熱地獄ですが、美術館の中ではスッキリ爽快。
ぜひ、鈴木治ワールドへ〜〜
文明の利器を得まして、やっと写真を自由にupすることができる
ようになりました。 文明開化の音がします。(笑)
今後とも、よろしく御愛読願います。
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応援して頂けると嬉しいです。
『泥象 鈴木治の世界』展(〜8/25)
「使う陶」から「観る陶」、そして「詠む陶」へ
前衛陶芸家集団「走泥社」結成メンバーであった鈴木治
(1926〜2001)京都五条坂に生まれ、千家十職の永楽
工房で轆轤職人をしていた父から、陶芸を教えられます。
八木一夫・山田光らと1948年「走泥社」を立ち上げて、
器としての用途を持たない立体〜「オブジェ焼」を生み出す
に至ります。
主に赤い化粧土を施した焼締めと、陰影が美しい青白磁の
二つの技法で表現される作品群は、馬や鳥・風や空など
自然のモチーフを抽象化して、静かに佇んでいます。
薄く鋭角的になりそうな、そぎ落とされたデザインも
横から覗いて観ると、丸味をもたせた柔らかな面で構成
されていたりします。
目や口が描かれているわけではありませんが、
どこかホノボノとした愛嬌のある作品が多いのも、観る者が
抱くイメージを詠む・・ということなのかもしれません。
幾つもの作品が並ぶことにより生まれる、リズム・ハーモニー。
さすが地元の作家の大回顧展だけに、大勢のギャラリーでした。
会場でナント、中学校の時の美術の先生にバッタリ出会いました。
まったくお変わりない先生。
私は一目でわかりましたが、「先生、覚えてないでしょう?」
「いや、はや、覚えてる、覚えてる。芸大に行きたかった、キミ。」
そう、そう。具体的な進路の相談に行ったら、
「うん、キミならイツカ行けるよ。うん。」
………って言わはったんですよ。
お陰さまで、美術に携わるお仕事につけました。
先生にも再会デキマシタシネ。
没後10年を経たとしても斬新で新鮮。
今の陶芸界は少しも変わった動きがなかったんじゃないか?
と思わせる展覧会。
辿り着くまで灼熱地獄ですが、美術館の中ではスッキリ爽快。
ぜひ、鈴木治ワールドへ〜〜
文明の利器を得まして、やっと写真を自由にupすることができる
ようになりました。 文明開化の音がします。(笑)
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by mottainai-amata
| 2013-07-20 15:12
| 観てみよう展覧会
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