2013年 05月 18日
『芝川照吉コレクション展』京都国立近代美術館にて |
今日から岡崎の京都国立近代美術館にて、
新しい展覧会が始まりました。



『芝川照吉コレクション展』
〜青木繁・岸田劉生らを支えたコレクター〜
5月18日(土)〜 6月30日(日)まで
日が長くなりました。ついこの前まで薄暗かった時間。


今春50周年を迎えた近代美術館の、近代工芸・美術を
紹介する展覧会、その2と申しましょうか。。
<昨年度、大阪で毛織物貿易を営む芝川商店にいた
芝川照吉(1871-1923)収集になるコレクション
180点を一括収蔵いたしました。〜略〜
コレクションには、青木繁、岸田劉生、坂本繁二郎、
石井伯亭らの絵画に加え、藤井達吉や富本憲吉、
バーナード・リーチらの工芸作品も含まれ、「幻の
コレクション」として近代美術史上高い評価を得て
います。> 案内より
京都に縁のある作家のコレクションも多いので、レセプ
ションパーティーの会場も賑わってました。
芝川氏は、自分が認めた若い作家達を支援していく
いわゆるパトロン的存在でした。
芝川コレクションの全ては、1000点にものぼっていた
そうですが、52歳という早い夭折後、関東大震災や2度
の売り立てによって、多くは失われてしまったそうです。
そういった意味合いからも今回の収蔵品は、近代美術の
流れを辿る貴重な財産といえます。

「富本憲吉 1920年(大正9年)ころ」

「バーナード・リーチ 1913年代(大正2年)ころ」
そして興味深いのは、芝川氏が入手した器や調度品を
実際に日常使いし、住居に飾って自らが愉しむ「生活美術」
としていたのが、ありありと見えてくることです。
富本憲吉やバーナード・リーチらが若かりしころの作品、
きっと本人が見たらムズムズしそうな作品を、大事に愛用
していた様子が窺えます。
(合わせて4階常設展では、その大家が遺した秀逸の代表作が
展示されています。)
どんな作家にも試行錯誤した若かりしころが、あります。
どんな作家にも。
しかしなかなか見られる機会がない、本人の親戚や同級生の
お宅か、個人コレクターのお蔵でもお邪魔しましょうか。
ましてほとんどは、箱書きが遺されているわけじゃありません
から、判別もむつかしいものです。
美術に興味がない者からすれば、ただのガラクタにすぎない・・
かもしれません。
そう考えると、確かな自分の“眼”を基準にコレクションした
芝川氏の個性豊かな“眼”は、生涯かけてホンモノを選んだ
個人美術館の館長の役割のような、高い評価を得ています。
「芝川さんのなくなった事を思ふと たまらない 淋しさだ。
私の恩人。 なつかしい父の様な人。」 岸田劉生記

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『芝川照吉コレクション展』
〜青木繁・岸田劉生らを支えたコレクター〜
5月18日(土)〜 6月30日(日)まで
日が長くなりました。ついこの前まで薄暗かった時間。


今春50周年を迎えた近代美術館の、近代工芸・美術を
紹介する展覧会、その2と申しましょうか。。
<昨年度、大阪で毛織物貿易を営む芝川商店にいた
芝川照吉(1871-1923)収集になるコレクション
180点を一括収蔵いたしました。〜略〜
コレクションには、青木繁、岸田劉生、坂本繁二郎、
石井伯亭らの絵画に加え、藤井達吉や富本憲吉、
バーナード・リーチらの工芸作品も含まれ、「幻の
コレクション」として近代美術史上高い評価を得て
います。> 案内より
京都に縁のある作家のコレクションも多いので、レセプ
ションパーティーの会場も賑わってました。
芝川氏は、自分が認めた若い作家達を支援していく
いわゆるパトロン的存在でした。
芝川コレクションの全ては、1000点にものぼっていた
そうですが、52歳という早い夭折後、関東大震災や2度
の売り立てによって、多くは失われてしまったそうです。
そういった意味合いからも今回の収蔵品は、近代美術の
流れを辿る貴重な財産といえます。

「富本憲吉 1920年(大正9年)ころ」

「バーナード・リーチ 1913年代(大正2年)ころ」
そして興味深いのは、芝川氏が入手した器や調度品を
実際に日常使いし、住居に飾って自らが愉しむ「生活美術」
としていたのが、ありありと見えてくることです。
富本憲吉やバーナード・リーチらが若かりしころの作品、
きっと本人が見たらムズムズしそうな作品を、大事に愛用
していた様子が窺えます。
(合わせて4階常設展では、その大家が遺した秀逸の代表作が
展示されています。)
どんな作家にも試行錯誤した若かりしころが、あります。
どんな作家にも。
しかしなかなか見られる機会がない、本人の親戚や同級生の
お宅か、個人コレクターのお蔵でもお邪魔しましょうか。
ましてほとんどは、箱書きが遺されているわけじゃありません
から、判別もむつかしいものです。
美術に興味がない者からすれば、ただのガラクタにすぎない・・
かもしれません。
そう考えると、確かな自分の“眼”を基準にコレクションした
芝川氏の個性豊かな“眼”は、生涯かけてホンモノを選んだ
個人美術館の館長の役割のような、高い評価を得ています。
「芝川さんのなくなった事を思ふと たまらない 淋しさだ。
私の恩人。 なつかしい父の様な人。」 岸田劉生記
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by mottainai-amata
| 2013-05-18 17:21
| 観てみよう展覧会
|
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