みちのくあたまたより その参 |
います。


単線のローカル列車で、12月〜3月の冬期間は
車内に石炭だるまストーブがあり、レトロな車内で
温まりながら旅を楽しめます。

隣を走るのは「走れメロス号」
津軽鉄道の停車駅「金木駅」は、太宰治の生家「斜陽館」
を中心に観光地になっています。

夏は風鈴・秋は鈴虫列車になります。


それだけではありません。種類豊富な車内販売では、
オリジナル「津軽列車ストーブ酒」「スルメ」
「リンゴジャムどら焼き」などが並びます。


日本酒、スルメときたらば、もぅおわかりですね。
ストーブの上には焼き網。なんと車掌さんが廻ってきて、
炙ってくれて、さらに割いてくれるところまでサービス。

「イカ、もぅ焼けましたかぁ〜〜?」

「もぅちょっと待ってねぇ(笑)」イカした奴、晴るちゃん!
「この駅の先に吉幾三の白亜の御殿があります。
雪のシーズンは、どこまでがお屋敷か判断尽きません〜!」
車掌さんのリアル車窓アナウンスを聞きつつ、美味しい
青森名物の干しイカをしがんで、お隣の席の奥さんから、
「ホッケのとば」など分けてもらったり・・わいわい賑やかに
アッという間の20分ほどで金木駅。

歩いて10分ほどで「斜陽館」です。
太宰治の生家。明治期の和洋折衷・入母屋造の豪邸は、
国指定の重要文化財。館内は上がって見学でき、太宰が
生前愛用していたマントや灰皿、筆記用具、直筆原稿など
資料が展示されています。
昭和19年発表された小雪「津軽」には、故郷津軽への想い
が綴られています。「太宰の町」として金木を含む五所川
原市には、記念碑や縁の地を紹介する観光コースの案内が
あります。
町おこしの一環でしょうか?<太宰のことなら何でもござれ>
とばかりに<太宰検定>という検定試験が毎年6月にあるそう
です。 《これであなたもダザイスト》

太宰が愛用していたトレードマークの<二重回しのコート>
斜陽館で用意された同じタイプのコートを着て、記念撮影
したり、お土産屋さんでレンタルして、町を歩けるなどの
ダザイストのためのサービスあり。
実は私、京都のアンティーク店で求めた私物のトンビコートを
来てきたんです。極寒の青森へ、着物に羽織って〜〜
あとから想えば、津軽列車に乗った時点で、必ず金木で降りる
だろう“熱烈なダザイスト”に見られてたんでしょうね・・
お土産屋の店員さんに「そのマントどこ仕入れたのですか?」
と言われ「斜陽館から内緒で着てきたんでは、ないデスヨ・・」




旅館として利用されていたほど、ほんとうに広い家。
洒落た空間だと思ったのは、階段付近。緩やかな螺旋といい、
柱や天袋部分の天井モザイクの飾りなど、随所にこだわりが。
津軽海峡の際に位置する今別町をはじめ、青森は「ヒバ加工品」
で有名です。

型に嵌めて手仕事する〜つながり?で、帰り道に立ち寄って
もらった青森弘前名物「津軽手焼きせんべい」



ちょうど作りたては「ピーナッツせんべい」(一枚¥100)
一枚からぬくぬくで食べられます。
他に胡麻・胡桃・豆・ピスタチオなど・・素朴で美味しいんです。

豊かな食の宝庫〜みちのく〜
市民のだいどころ、弘前駅前の市場に連れてもらいました。


鱈の看板の下には <喜んで調理します!>

100gから販売してくれるおそうざいにも目移りします。
野菜・果物・魚・乾物・・・なんでも安い。
そしてこの市場内には休憩コーナーがあります。
お店で割り箸さえgetしたら、明らかに試食コーナーです(笑)
イカのぶつ切りがごろごろの「イカメンチ(カツ)」
漁れたて「ホタテ刺身」「鮫の炙り焼」・・・
関西の1/3の価格、旬の青森産葡萄「スチューベン」・・
限られた時間がおしい!

↑クリックして頂くとブログランキングにカウントされます。
応援して頂けると嬉しいです。