京都秋の美術展 い |
あります。もう今日から11月ですね。
紅葉はまだ早いようですが、少しずつ先端から色づき
始めました。
京都市内で開催されている、秋の行楽シーズンに合わせた
美術展も目白押し。
京都国立博物館で開催中(〜11月25日)
『宸翰(しんかん)天皇の書』〜御手が織りなす至高の美〜
天皇の書<宸翰(しんかん)>を、奈良から昭和まで一堂に
これだけ集めた展覧会は、これまでなかったのではないでしょうか。
プライベートな手紙から、鎮護国家を願う親書まで幅広く
バラエティー豊かに140点も並びます。
どの書にも共通するのは、帝王としての気品と風格がそなわって
いることでした。
「書」は読むだけでなく、白と黒の空間が作り出す絵画だと思って
観てみると、読めない難解なくずし字も記号のようで、おもしろく
観えてきます。横書きに慣れた現代、会場でしばらく浸っている
うちに、文字を上から下へ目でなぞっていく訓練ができてくると、
水が流れるように流暢に観えたり、蛇行のようにリズミカルに観え
たり、表現の違いに興味を覚えます。
じっくり作品の前で観たい方は、空いている時間を狙って行くのが
無難ですよ。なんせケースに指でなぞりながら観てる方もあります
ので・・これじゃぁ、手あかもつきますよね。
展示内容HPより
京博の裏手に小さな庭があります。朝鮮の道祖神ヒルハルバンも
ここに棲んでます。
シンボルの大銀杏の樹は、まだ色づいてなかったですね。
もともと京博の敷地にあったのでしょうか。たくさんのお地蔵さん。
そして、高島屋京都店7Fグランドホールにて
『生誕125年 バーナード・リーチ展』開催中です。
(11月11日まで)
日本で柳宗悦や河井寛次郎らと民藝運動を広めた、英国陶芸家
バーナード・リーチ(1887〜1979)の作品約120点を集めた
回顧展です。
リーチが滞在した益子焼や小鹿田焼の窯場での作品もあり、
代表的な装飾である「スリップウェアー」だけではない
見応えある展示会です。
高島屋は、昭和9年日本で初めて「全国民藝展」を開催した
百貨店です。以降、数多くの民藝作家の展示会を催してきました。
リーチ展開催中の7日〜11日に『用と美の心 民藝展』として、
沖縄のやちむんや東北の籠など、現代の手仕事の展示即売展が
開催される予定です。こちらも楽しみですね。
リーチの作品がたくさん収蔵されている「大山崎山荘美術館」
これから紅葉がきれいです。
大山崎山荘美術館過去ブログ
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ここ数日の冷え込みで、紅葉が急行になりました。
いままで鈍行だったのですが・・・
そうしたら、人と車は特急のごとく増えまして・・・
今日などは、市内は朝から大渋滞です。
こちらも、いつもどおりなのですけれども。
お時間よろしければ、
東山で途中下車してくださいませ。