町家で和菓子教室〜秋の上用饅頭作り〜ご報告 |
清水さんの和菓子教室も十二回目を数えます。
毎月違う和菓子を作って、一年分ということですね!
継続は力なり!
常連さんの参加者もずいぶん慣れてこられたはずです。
清水さん、ご出産のために今回の教室ですこしお休みです。
元気な赤ちゃんが生まれて、教室再開される時を心待ちにしてます。
区切りの和菓子は、シンプルなだけにむつかしい「上用饅頭」
秋らしいデザインを各々考えて作って頂こうと思います。
では、早速よろしくお願い致します。
上用饅頭は、中の餡と表の皮が必要です。一般的には
こし餡が用いられることが多いのですが、せっかく新小豆が
でていることですし、粒餡の香りと食感を楽しむことに。
砂糖を溶かしたところに小豆を入れたら、ひたすら強火で
鍋肌を木杓子で添わせるように混ぜます。
焦げないように気をつけて・・焦げたら一貫の終わりよ。
「こんなに強火でいいんですか〜?」
良い香りと福ゝとした粒餡。皆さんに角が立つくらいの固さを
確認してもらったら、常温で冷まします。
その間に「皮」を作りましょう。
上用饅頭は、山の芋を摺りおろししたものを使います。
大和芋などは、粘りと腰と香りが違います。
「ほら、ほら・・」
ふるっていおいた上用粉は、必ず下に。そして山の芋と
上白糖を混ぜた生地を投入します。
順番が逆だとバラバラになって、いつまで捏ねても
まとまらないそうです。
過去の教室でも何度か体験しました。
“粉を食わす”少しずつ生地に包み込ませるように
均等に混ぜ込んでいきます。
常連さんの優等生Fさんに、見本を見せてもらいます。
慣れた手つきですね〜。
うまく馴染んで捏ねられたら、生地を引きちぎった時、
「ぷっちん」と音がするのです。ぷっちん。
先ほどの餡は、一個30gの玉にしておきます。
さぁ、いよいよ包餡作業です。
先生の見本はかんたんそうですが、結構大変。
左の掌の中でくるくる回しながら、餡を包んで綴じていきます。
油断すると皮が破けたり、均一の厚みでないと蒸した時
膨張するので、はじけて餡がコンニチハ・・になります。
Fさん、さすがお上手。さてはゴルフボールで練習してきはった?
なんとかうまいこと拵えまして、自分の上用覚えておいて、
9分ほど蒸します。
基本の上用、できあがりました! 美味しそう〜〜。
2個目は、皆さんの創作上用饅頭を作ってもらいます。
食紅を使ったりして色生地のアクセントをつけたり、丸ではなく
縦長にして、蒸し上がった時に焼串で絵を描いたり・・
今度のお鍋は、色々楽しく賑やかです。
「これは、何のイメージですか?」「え、え〜紅葉した山かな?」
急に聞かれて、今考えました的回答だったりして。
焼串で絵を描いて、松茸・うさぎ かわいらしいですね。
試食タイムでも和菓子のおはなし盛り上がりました。
やっぱり女子会、甘いもんには話が尽きぬ。
ご参加頂いた皆さま、有り難うございました。
清水さんの次回の和菓子教室をお楽しみに。
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