『カダナコーヒー教室〜実力編〜』ご報告 |
「実力編」も何度か会を重ねることで、すっかりハマって
常連さんになってくださってる方も、初めての方も、
「今回は、またまた専門的です。はっきり言って
ムツカシイですよ。先に言うておきます。」
という先生の一言で、緊張感・・はないですよね?
コーヒーに興味を持つ皆さんの、一期一会の会のはじまり。
最初はコーヒー豆を取り巻く、昨今における国際的状況について。
コーヒーは現在70ヶ国で栽培され、銘種数は3000以上もあるそうです。
品質、香味が安定した最上のもの、病虫害にも強いもの。さまざま。
アラビカという原種が総生産の70〜80%を占めるそう。
日本は世界で第3位のコーヒー消費国なのだそうです。
また、輸出大国でもあるようで。栽培に適した気候でもなさそう
なのに、なぜ?
輸入したコーヒーを抽出して、コーヒーエキスという加工品にした
ものを主にアジア中心に輸出しているそうです。
出汁の素みたいな凝縮タイプですね。日本はこういった加工品を
作りだし、中継貿易するのが得意ですね。
クロップというのは、時間経過のことをいいます。
収穫からその質に変化が生じるので、個性を引き出した商品作り。
これが新商品の決め手になることも多いようです。
ニュークロップ=その年の新豆。水分量が多くて、深い緑色。
香りや酸味に個性が強い。
オールドクロップ=収穫から数年〜数十年経過した枯豆。
水分量がかなり抜け褐色色に。とても軽い。
「ニュークロップ」きれいで大きな粒です。
「オールドクロップ」こんなに黄色くなります。
「黄金色」「エイジドコーヒー」は高級品。
ニューは収穫より1.5年、オールドは最低5、6年経過したものを
さすそうです。なかでも「ヴィンテージもの」というのは、
専門店で19xx年のなどというオーダーまで可能らしいです。
厳重な温度・湿度管理が必要で、テマヒマがかかるので高級豆に
なります。まるでお酒のようですね〜〜。
しかし、新鮮な豆をわざわざ寝かしてヴィンテージものにして
付加価値つけているのは、日本だけらしいですよ。
果たしてお味のほどは・・??
カップもさまざま。。MYcupがすぐにわかるように。
一杯のコーヒーカップに使われる豆は、約75粒。
今回はインドネシアの豆について紹介してもらいました、
「75粒の世界コレクション」
弊店でご紹介させて頂いてる毎月オススメのコーヒー
「焙煎したてのコーヒーをどうぞ!」でもこの数ヶ月は
インドネシア産の豆でした。どうもカダナさんのMYブームの
ようですね。
インドネシアのG1豆(品質を示すグレードのNO1)
試飲のほうもマニアックな、スマトラ島の「マンデリンG1」
セレベス島の「トラジャ」の2種。
これぞアジアの豆、インドネシアたらんコクと深みのコーヒー。
あっさり系の何杯でも軽く飲める欧米好みの豆もいいけれど、
コクと旨味のアジアコーヒーも癖になりそうな・・・。
ほんとうに様々なコーヒーがあって、奥が深いこと。
「自分好みのコーヒーに辿り着くまで、飲み続けるしか
ありません!」
というカダナさんのお言葉通り。
毎回、面白くてためになるコーヒー教室。更にコーヒー好きに
なってもらえたことでしょう。皆様ありがとうございました。
また次回、新たな旬のトピックスでお会いしましょう。
↑クリックして頂くとブログランキングにカウントされます。
応援して頂けると嬉しいです。
奥が深いですね。
ところで、山ん山も明日の朝から自家焙煎に挑戦します。
これまでも豆をひき手で入れていたのですが、どうしても日が経つと味が落ちてしまう。
それで自家焙煎することにしました。朝一番に焙煎し、あら熱を取る。お湯を沸かしている間にミルでひく。ゆっくり丁寧にお湯を落とし始めて粉がドーム状に膨らみながら香りを立てるのを楽しむ。
自家焙煎だとそのときの気分で炒り加減をかえることができるし、焙煎済みの豆より豆のお値段も安い。
さて、しばらく悪戦苦闘も楽しむことになります。
でしょうか?
丁寧に立てるコーヒーは、お料理と同じですね。
その日の気持ちや体調、気候によっても変化を
楽しめる・・とても贅沢なじかん。
教室のなかで、こんなコメントがありました。
「コーヒーは、誰かに入れてもらって飲むのが
一番美味しい。」
・・たしかにおっしゃるとおり。
・・でも自分好みを探求するのも楽しいもの。
山ん山さんのコーヒー談話、心待ちにしてます。
ちなみに、私の焙煎道具は非電化工房「炒り上手」です。非電化工房、たとえば電気のいらない冷蔵庫を実用化したところです。昔の氷を使った冷蔵庫じゃないですよ。
さて、「炒り上手」さんとの相性もあるのかもしれませんね。
「非電化工房」っておもしろいですね。
セミプロへの山は、アルプスよりは低いことを願って。。
またも冷蔵庫つながりで、タイムリーなおはなし。
先日火曜日、次回の「手仕事のおはなし」の
下調べ兼ねて奈良散策してきました。高畑にて
時代物の冷蔵庫を発見!こちらは、氷を使います。
また、レポート記事をごらんくださいませ。