『あまた4周年記念 銘酒会』ご報告 |
毎年恒例となりました『あまた銘酒会』
今イチオシの旬のお酒を「名酒館タキモト」のソムリエ
新谷さんに、美味しい飲み方を含めて、お酒が持つ
ストーリーを紹介して頂く講座です。
常連のお客様も、昨日お会いしたばかりのご新規様も、
お客様の親戚の方も、かつての仕事でお世話になった業者さんも、
大家さんも・・多数お集まり頂きありがとうございます。
本日の銘酒は、新谷さんが経験と勘とリサーチ力で、
探し当てられた小さな蔵元2軒がメインです。
今晩は忘れても、また家に帰って記憶を辿って頂けるように、
テキストもご用意頂きました。(ほんと?)
長野県小布施の「小布施蔵」実は、小布施ワイナリー。
<「高い志」があれば100年前の施設でも珠玉の酒が造れるはずです>
鳥取県若桜町の「太田酒造」商標は「辯天娘」オンリー。
<若桜町産にこだわり身の丈の純米酒を造る>
*お酒の顔ともいえるラベルには、消費者に伝えたい
酒造蔵のこだわりが記されています。
小布施のお酒は、生もとつくりという山廃もとつくり以前の
伝統的な醸造方法で造っています。安定した品質を保つために
培養酵母の添加物や培養乳酸菌を入れずに、100年前と同じように
天然・自然の恵みから生まれる少量の高級日本酒を造っています。
蔵の歴史や、農薬を使わない栽培で収穫した素材のはなしを聞くと、
大量販売が目的ではなく、造ることが経営理念・アイデンテティー
を確かめるためと。感じました。
ですから、本当の少量限定品の日本酒。今夜は皆さんに、
まずゆっくり香りを感じて、そして舌で味わって頂きました。
なんとも馥郁たる香りの、まるで白ワインのようなまろやかな
日本酒でした。しかも去年の仕込みで、この落ち着いた味!
太田酒造の「辯天娘」は、燗酒のためのお酒と言っても
過言ではないでしょう。燗にすることで、香りも味も
豊かな味が広がります。温度によっても全然違ってきます。
先日、蔵元を見学させて頂いた時に、太田社長から
10年ほど前まで休蔵していた酒造りを、復活させたご苦労を
伺いました。復活は町の活性化につながる。
それでとことん地元の若桜町の人・水・原料にこだわって、
妥協しない姿勢を崩しません。お酒のラベルには、貯蔵タンクに
書かれた原料の酒米表記・生産者名。そして仕込みの順番の
「○番娘」という表記。嫁入先を待ち望む太田社長の娘たちの
名前です。
蔵元見学過去ブログ
美味しいお酒の友に・・
京都「桃山大根の古漬」もう生産農家は、一軒のみとか。
酸っぱさが好評で、あれよという間になくなって・・・
信楽焼 中村文夫さんの土鍋も大活躍。
ごはん釜にて、麒麟山酒造のこだわりの酒米生産と同じく
栽培された「コシヒカリ」を炊きました。
つやつやピカピカのご飯が美味しい。
パエリヤ鍋を使えば、野菜の水分だけで簡単野菜炒め。
素材の味が引き立ち、ふっくら蒸し焼きのようになります。
宴たけなわ!皆さんお互いに交流の輪が広がって。
共通の話題や趣味のはなしも盛り上がります。
新谷さんのお酒の仕事も、弊店あまたの仕事も、
生産者の手仕事のこだわりを、正しい知識をお客様に紹介する
パイプ役のような仕事。
よい商品・作品を探すのも仕事。消費者であるお客様に楽しんで
頂くのも仕事。 共通点・共感するところ、あまたあります。
食と器は、切っても切れない関係。
これからも、皆さんに体感して頂く機会を作っていきたいと思います。
早や5年目になりますが、今後ともよろしくお願い致します。
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