クラフトあまた沖縄たより 其の三 |
世界文化遺産の「斎場御嶽(せーふぁうたき)」へ。
何度か沖縄旅行してますが、一度訪ねてみたかった場所でした。
「御嶽は、南西諸島に広く分布している「聖地」の総称で、
斎場御嶽は琉球開びやく伝説にもあらわれる、琉球王国最高の
聖地です。御嶽の中には、六つのイビ(神域)がありますが、
中でも大庫理・寄滿・三庫理は、いずれも首里城内にある部屋と
同じ名前を持っています。はるかなる琉球王国時代、国家的な
祭事には、聖なる白砂を「神の島」といわれる久高島から
わざわざ運び入れ、それを御嶽全体に敷きつめました。」
〜パンフレットより〜
世界文化遺産だけに外国人観光客も多かったです。
入口では記念館のような建物があって、入場料が必要です。
はい、ここからが「聖地です」
拝所までの参道は、石畳で舗装されています。
両脇には神聖な樹であるクバやマングローブの森林が。
前回来た大きな台風は、日本本島ではあまり報道されません
でしたが、沖縄は樹や枝をなぎ倒し収穫時のマンゴー畑の
ハウスの屋根を飛ばしたり大暴れでした。
「斎場御嶽もいつもは、もっと鬱蒼としてるのに、明るいねぇ」
と森長さん。歩きながら様々な樹の説明をしてくださいました。
自生の蘭が見られたり、南国の珍しい光景です。
浸食して奇岩になっています。鍾乳石です。
ここがよく紹介される「三庫理(サングーイ)」
二本の鍾乳石と三角形の不思議な空間。苔むした岩の奥は
拝所であり、神の島「久高島」を望めます。
これから、あの島に渡りますよ!
「寄滿(ユインチ)」は王府用語で「台所」
ガイドの方の説明では、鍾乳石の先から垂れて落ちる水が
大地の乳であり、これを下で受け溜めてご信託を得る
儀式に使ったそうです。受ける器は金壷だったとのこと。
思っていたよりも短い距離にあった斎場御嶽でしたが、
自然崇拝の沖縄信仰を目の当たりにしてみて、不思議な感覚でした。
世界遺産斎場御嶽詳細
17:30安座真港発〜久高島行きのフェリーに乗るために移動。
まだ時間が十分あったので、森長さんご存じのcafeに。
コンクリート打ちっ放しの、沖縄らしからぬ雰囲気。
「cafe 椰子並木」それもそのはず。建築士の事務所兼cafe。
採光の坪庭のようなスペースも南国の緑に囲まれ、おしゃれです。
途端に大雨が・・あんなに快晴だったのにスコール到来。
まぁ、ゆっくりケーキセットでも。
ペパーミントのハーブティーで、クリームチーズケーキ。
メニューはパスタなどもありますが、自家製にこだわって
おられます。お値段も良心的でした。
ペパーミントのハーブティー、味が濃くて美味しかったです。
近くのハーブ園のものでしょうか。沖縄らしくよく育っているのか
北海道のよりも丸い味。香りもやさしい。落ち着きます。
沖縄南もガイドブックに載ってないおしゃれな隠れ家、ありますね。
cafeを出た時には、また青空。島もお天気だったらいいのに。
次回、海を渡ります〜。
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