もっと日本文化を知ろう!の日 |
以前京都に住んではったパン職人の奥さんと、
陶芸作家のオーストラリア人の 旦那さま。
今年のオーストラリアは冷夏らしいですが、毎日30℃を越える夏日。
ところ変われば小雪ちらつく京都の街。
さて、どちらをご案内いたしましょうか。
まずは、お正月らしく南座にて歌舞伎鑑賞。
只今、前進座特別講演
「切られお富 処女翫浮名横櫛(むすめごのみうきなのよこぐし)」


急に決まった予定でしたが、前進座の関係者の方に券を
手配して頂けて鑑賞することができました。
Kさんありがとうございました。団体客さんも多かったのに。

歌舞伎初体験のご夫婦は、回る舞台装置(ステージ)
立ち回り(アクション)あり、華やかな踊り(ダンス)
ありで、楽しんでもらえたようです。
ただ気になるのは、あらすじで〜
現代人の私たちが読んでもちょっと意識の違いを感じる、
お富さん=女性の生き様を演じられているわけでして。
外国人の旦那さんは、奥さんから解説してもらってはり
ましたが・・難しいですよね。
英語訳のパンフレットもないし、音声ガイドもないし。
自分の恋心を証明するために小指の先を切っちゃったり。
「波の潮持っといで!」って男に白いのが撒かれたり。
不思議な??行動しきりですね。
歌舞伎独特の間合いの取り方、女形の演技、舞台効果など
久しぶりの歌舞伎でしたが楽しませて頂きました。

西本願寺さんの美しく修復された御影堂を拝観に。
「親鸞聖人の御正忌報恩講」(〜16日まで)の最中でした。
黒光りした漆・金箔に囲まれ、お厨子を囲むお荘厳といわれる
飾りは豪華でした。ご夫婦もこんな機会に会うことはないでしょう。


美術館「えき」にて公開中の展覧会(〜23日まで)
佐賀県立九州陶磁文化館コレクション「海を渡った古伊万里展」
東京から巡回してきた展覧会、待っていました。
17世紀にオランダ東インド会社を通じて世界各国に輸出された
古伊万里焼。買い戻された作品や柴田夫妻の個人コレクションの
約150点が観られます。
佐賀県立九州陶磁文化館では、貴重なコレクションを常設で無料拝観
できるそうです。博物館の鑑ですね。行ってみたいです。
文化館HP
一級品ばかりで、長い時間ゆ〜っくり観ましたが飽きません。
外国の文化も知らず、注文のままに試行錯誤して焼いた陶工の
苦労が伺えるワインジャグ用の水注や、ケンタウロス文の皿などは
お腹の出た鬼が牛の身体の上に乗っているみたいだったり。
日本はアニメーションの国だな〜と笑えました。

玄関口にて有田焼骨董品の販売も。
外国人と一日ツアーしてみて、京都は観光都市といいながらも
まだまだ外国人に不親切だと感じました。
南座もそうでしたが、拝観する文化財や美術展覧会も内容を説明する
英語表記は、ほとんど見あたりません。
大勢の海外旅行者を受け入れるならば、どんな目的でここにあるのか。
知ってもらうと文化の深みが伝わるのではないでしょうか?

〆はモチロン食文化ですが、
「そばがき」がこんなヒットするとは! う〜〜ん、予想外。

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