『布遊び・ちくちく手縫いの会』ご報告 |
今回は『布遊び・手縫いの会』手縫いで作品作りをして
頂きます。
京都新聞ギャラリー、イベント案内の「まちかど」欄に
会の案内を掲載して頂きましたところ、多数お問い合わせ
頂きました。
弘法市や天神市で、着物や古布を集めておられる方も
多いですね。手作り市に作品を出品してる方も増えてます。
使い込まれた裂や丹誠込めて作られた布には、味があります。
特に京都は身近で目に触れることができる街。
ファンが多いのもがってん、がってん。
おかげさまで、大入りでございます。
古布収集から刺し子まで幅広く、手縫い制作を楽しんで
おられる谷村美子さんが、アドバイスしてくださいます。
気軽に楽しんで頂こうと、制作途中にいろいろなアイディアで
脱線可能な会にしました。
こちらの壁掛け小物入れが、本日のテーマです。
ただし三連は時間内に出来ませんので、一つ作ります。
谷村さんにたくさん裂を持ってきてもらいました。
絣織りや昔なつかし布団の裂、着物地など・・
お好きな布で完成品をイメージしてもらい、
パーツを作ります。
ワンセットはこんな感じです。
接着芯を使いますので、順番にアイロン掛け。
始めてんやわんやでしたが、布が決まった後は着々と。
パッチワークしてる方や、洋裁習ってた方、いろんなお話
弾んで楽しそうです。
途中、谷村さんから「刺し子」のご紹介。
最近なかなか手に入らないそうですが、本刺し子の糸。
特に本藍染めのもの。
飛騨高山で見つけたといわれる糸と、化学染めの糸は、
同じ綿糸でも比べると全然違いました。
高山のは(上)糸に腰があって、浅黄色がなんともきれい。
布に糸を通すとき、“しゅっ”と音まで気持ちいいそうです。
針にもこだわって、京都三条の老舗「みすや針」二種を
比べてみました。
知らないことばっかりで、どの分野も奥が深い。う〜ん。
お一人が縫いながら、
「紐とボタン付けて、二つ折りにしたらポーチになるよ」
なるほど、私もそうしよう!って違う作品になりました。
唯一ご参加の若い男性は、お裁縫初体験。
とても器用な方で、初めてとは思えません。
終わってからお茶を飲みながらの合評会。
谷村さんは、どんな小さなハギレでも何か利用したくなる
「モッタイナイ」気持ちが湧いてきて、アイディアが閃くと
すぐ制作に取りかかるそうです。
昔の人は、着物→袋→雑巾→燃やして灰→肥料
最後まで無駄なくリサイクルしていた、そんな気持ちが
大事だと。
これまでの作品。巾着袋は剣道着の古い裂だそうです。
今日は、愛着の湧く布のお話で花咲きました。
ご参加頂きました皆さん、ありがとうございました。
谷村さん、お疲れさまでした。
教室二日後、参加してくださったご近所のYさん。
「さっそく作ったよ〜」と見せに来てくださいました。
谷村さんのグッドアイディア、ハギレの“かばん型ブローチ”
把手は、お菓子の包装に付いていた針金だそうです。
教室のひとときをきっかけに、楽しい輪が広がれば
「あまたの会」、こんな嬉しいことはありません。
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