『手の間』新刊9号が届きました! |
九州在住または九州に縁ある手仕事、表現者の姿勢や
想いを紹介する季刊誌『手の間』
約1年半ぶりの新刊が届きました。(一冊=千円)
今号のテーマは「想う。」
<震災以降、「自分に何ができるのか」と
問う姿を多く目にしてきました。
答えはさまざまにあるのでしょうが、
手の間が出した結論は「忘れずに、想い続けること」でした。
おそらく、人の営みの中でも際だって大切な「想う力」をテーマに、
今号は記事を束ねています。たとえ小さなたったひとつの言葉でも、
あなたの心に、この想いが届きますように。>
表紙扉のコメントです。紹介される記事に登場する「想う。」は、
芸術・クラフト・建築・農業・飲食業などジャンルを問わず、
専門家・研究家・愛好家・作家・職人など立場をも問わず。
広告にページを割くわけでもない、ほぼ自費出版で、
丁寧な取材に素敵な写真、内容の濃さに毎回頭が下がります。
「竹と生きる 宮崎珠太郎」
熊本県で竹製品を作る現役80歳の手仕事の記事。
「わらび餅の手島さん流し屋台でチリン♪チリーン♪」
福岡県市内で、今も一個百円の手作りもなか、わらび餅、
焼き芋と季節に合わせた商材で、自転車付きの流し屋台で
行商する「博多一番太鼓」の手島さん御歳78歳の記事。
この味のある写真、いいですね〜〜。
「作品に映る風土」熊本市にある工房ガラスを中心に、
クラフト商品を扱う「ぐらすはうす」のオーナー
甲斐豊さんの特集記事。
<流通の発達でどこにいても欲しいものが手に入って、
空調の効いた室内にいると日本中どこでもあまり違いは
なくなってはいますが、それでもやはり、気候も含めて
その土地に根ざした生活様式は残ります。むしろ、均一化
が進んだ今だからこそ、つくり手がどこで、どのような意志
や意図をもってつくるかが肝心になりますし、モノを使う側
からすると、自分の暮らす土地の生活様式をふまえて、いかに
楽しく賢く使うか、だと思います。逆に言えば、いま自分の
生活のなかで工芸をどう使いながら楽しむかに徹すれば、
必然的にその土地の風土にマッチした用い方や享受の仕方が
生まれてくると思います。>
私も甲斐さんの「想い」に共鳴を覚えます。
そうしたつくり手の手仕事を、発見したいと思います。
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