『町家で和菓子とお茶教室 其の十一 引千切作り』 |
『町家で和菓子教室とお茶教室 其の十一』
「引千切(ひちぎり)作りとお茶の講習会」
いつも楽しい和菓子作りを教えてくださる清水さん。
前回教室「こなし」作り
今回は、好評の和菓子教室に美味しくいれるお茶の講習会を
コラボします。清水さんのご友人でティーインストラクターの
山内さんが、お茶の煎れ方を教えてくださって、
できたての和菓子を一層引き立ててくれます。
今回作る和菓子は草餅。粒餡を炊いて、京の桃の節句に
ちなんだ「引千切(ひちぎり)」風に作ります。
春を待ちながら、皆さんでほっこりしませんか?
日 時:2月26日(日) 14:00 〜16:30
会 費:2,000円 (講習/テキスト/材料費含む)
(エプロン・ハンドタオルお持ちください)
定 員:10名様
予 約:MOTTAINAIクラフトあまた
電話/FAX/Mail で事前にご連絡ください。
tel&fax075-531-5877
Mail mottainai_amata@ybb.ne.jp
〒605-0913
京都市東山区大和大路通り五条下る石垣町東側65
*教えて頂く「引千切(ひちぎり)」について*
2月末〜3月3日(桃の節句)に合わせてのみ作られる雛菓子。
お店によって多少違いますが、スプーン競争みたいなお姿。
丸く伸ばした餅や、練りきりなどの上に、丸めた餡、そぼろ餡
などを載せます。
ポイントは、餅を引きちぎったような突起部分を残してあること。
初めて和菓子屋さんで見たときは、かたちにインパクトがあるので
ビックリしました。関西、主に京都でしか作られないようです。
元々は、平安京の宮中でおめでたい行事に用いられた、
戴き餅(いただきもち)から由来するとか。
餅のかたちが、真珠貝に似ているので「あこや」と呼ばれることも。
貝は女児の象徴として用いられる縁起物なので、一理あり。
しかし、引きちぎりのかたちは、宮中の行事が忙しく、
丸める時間を惜しんで引きちぎったのが由来とか、
餡を受け取るような、子供の手のかたちを表現するとか・・
諸説あるようです。
蓬餅は、旧暦4月の桃の節句以来のしきたりだそうです。
3月初旬に蓬を調達するのは、現代の和菓子屋さんの悩み。
いずれにしても、歴史深い雛菓子に違いなし。
*昨今の日本茶について*
先日、京都新聞朝刊にて「カフェで宇治茶 幅広い人気」
という記事が掲載されてました。
宇治の老舗茶問屋が、市内に次々カフェを開業。
「宇治茶でお茶」「日本茶がかっこいい」というスタイル作りに
力をいれている〜〜というような内容。
一方で、世代の違いはあれど、世帯別の統計によれば、
4割もの世帯には「自宅に急須がない」現状らしい。
近頃の窯場では「急須は売れないから、作っていない。」
と言われることがしばしば。
日本の文化=日本茶 家で美味しく、簡単、気軽に飲みましょう。
『ペットボトルのお茶には、もう戻れない!!』
そんな講座を26日和菓子教室と共に・・・・
ぜひ、ご参加くださいませ。
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