韓国 金海窯の新入荷お知らせ |
久々の新入荷です。すでに閉窯してしまった焼き物だけに
その当時焼かれたうつわの状態のよいものは、ほんのわずか。
益子にお住まいの金田さんから選りすぐりを送って頂いてます。
金海窯について
昔の韓国の窯場仕事は、陶器職人がさまざまな窯を巡って
陶器を作りながら渡り歩いていたそうです。
腕のいい職人が窯に来て携わった仕事は良品が生まれ、
それなりの職人が来た時は、それなりのモノ。。
よく観ると金海窯のうつわは、同じ種類でも並べると雰囲気が
全然違います。お皿の象嵌模様の付け方にしても、
徳利のプロポーションにしても。一つとして同じモノはナシ。
おおらかというか、逞しいというか。そんな素朴さが身近に
置いていて疲れない、よきパートナーになってくれる。
そんな気がします。
「象嵌湯飲み」(直径8cm/高さ9cm @2,625)
このお湯飲みは、弊店でお客さまにもお出ししているものと
同じですが、少し大振りでお茶だけでなくコーヒーなども
美味しく飲めるので愛用しています。
金海窯の古い作品。伊羅保(イラボ)釉の「バカチ」
(球体を半割にして叩き作りした碗)
イラボ釉は、奥高麗茶碗に使われた古い釉薬の一つです。
井戸茶碗で代表的な古物もあります。この釉薬のあがりが
見ても、触っても「いらいら」するから「イラボ」って
説明が多いのですが、ほんとかな?
石灰に反応しやすく、鉄分が多いと表面に変化が現れやすいので、
金海窯の土質・焼き方に適している釉薬なのでしょう。
高山の小糸焼の紹介にイラボが詳しく載っていました。
青や紫色の発色も可能です。
小糸焼HP
「象嵌小付」蓋のようなデザインのおもしろいうつわ
韓国料理では、メインの他に小鉢モノがたくさん出てきますが
こちらの小付も水キムチやナムルなど盛りつけて使ったのでしょう。
産地違えば文化も違う。そんな特徴が見られるうつわ。
昨今ありそうでないもの。失われて行く前に見つけたいもの。
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