『町家で和菓子教室』ご報告 |
梅雨の日曜日、午前中の雨も止んでくれて良かったです。
女性参加ご希望が多かった今回、貴重な男性お二人。
京都の老舗和菓子店で職人されてます清水さんに
教えて頂きます。
清水さんは「さすが、職人さん!」という道具はあえて使わずに、
どこの家庭にもあるもので作りたい。とのこと。
『和菓子』を構えずに気軽に家で作って欲しいそうです。
まずは『どら焼き』の皮になる生地を作ります。
生地は30分ほど休ませておかないといけませんので。
清水さんレシピは秘伝のレシピで、みりんとハチミツを
加えます。他のレシピでは、水飴やしょう油を入れる方法も
あるそうです。どんな焼き上がりになるか楽しみですね。
道具は普通でも、手さばき、手際の良さはね、
「さすが、職人さん!」なんですよ。
さて、生地を寝かしている間に「小豆粒あん」の準備です。
小豆を茹でる技や小豆の特徴について教えてもらいました。
小豆は丹波大納言。大粒できれいな色です。
和菓子は、洋菓子のように材料のグラム数が計った通りでなくとも
ある程度(?)アバウトでも仕上がりに影響はないそうで。
でも材料の善し悪しは重要なポイントだそうです。
素材や調理過程がシンプルなだけに違いがでるのでしょう。
小豆は年に一度の手摘み収穫です。年月日の新しいものを。
使用前に虫食いや割れなどは必ず取り除くこと。
ヒタヒタの水で茹で始めます。
途中ビックリ水を足しつつ、グラグラと茹でます。
灰汁は浮きますが、取らないで最後に流水で放つ方法を
教えてもらいました。
茹でている間に清水さんが家で用意してくれた「茹で済み小豆」を
「あん」にします。あんは粒をつぶさないように手早く混ぜるのが
ポイントです。沸騰すると熱い煮汁が飛び跳ねるので注意!
手袋をはめましょう。
どら焼きに挟むのに適した固さ・・冷めると固くなるので
タイミングが難しい。 だんだんいい匂いがしてきましたよ。
美味しそうなあんが出来ました。バットで冷まします。
今度は生地を焼きます。
なるべく二枚ずつの大きさを揃えて焼くのは、
結構むずかしい。見本よりだんだん大きくなってきて・・
人数分できるのかな?あんは足りるのかいな?
始めの小豆は、まだ茹で上がりません。
ここで、阪神ファンが喜ぶ「とら焼き」の作りかた伝授。
紙をひいて、はみ出さないように生地を流すだけ。
ひっくり返して裏も焼きます。
はがすときれいなシマシマが・・・
あんを挟んだらおにぎりを握るように丸くぎゅっと。
真ん中が山になってきれいなどら焼きになります。
秘伝レシピの効果で皮は、香ばしい茶色でふっくら。
味はしっとり。あんは皮の甘さを考えてややあっさり。
小豆の風味が活きてます。なにより手作りがご馳走。
「いただきます!」
後から作ったあんは、生地が無くなったので(笑)分けてお土産に。
「父の日にどら焼きを」と提案しましたが・・残念・・
皆さんお疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。
清水さんは、
「和菓子は材料が身近に買えて、ヘルシーで簡単に作れるので
もっと家庭でチャレンジして欲しい」と言わはります。
ぜひ、「もっと教えて欲しい」ので『和菓子教室』シリーズ化。
次回 8月29日(日)予定。内容はお楽しみに。
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